ゲームを目的としたパソコンには、デスクトップのほかにゲーミングノートがあります。
今回の記事では、ゲーミングノートのメリットとデメリットについて解説します。
ゲーミングノートのメリット
そもそもゲーミングノートとは、ゲームを楽しむことを目的としたPCのことです。
一般的な家電量販店で扱われているPCに比べ、CPUとGPUの能力に大変優れています。
またメモリやストレージも高速性を重視しており、HDDではなくSSDが搭載されていることも。
ハイエンドのモデルになると、デスクトップに引けを取らないと言っても過言ではありません。
さらに見逃さないノート型の特長は、省スペースであること。
デスクトップPCとディスプレイを置くのが難しい環境においては、大きな利点となり得ます。
そのほか持ち運びができるため、知人&友人の家やLANパーティで自宅と同じ環境を実現可能。
デスクトップPCを移動することはまずできませんから、移動が必要な場合にノート型は魅力的です。
ゲーミングノートのデメリット
省スペースで持ち運びができるというメリットの一方、ノート型のデメリットは多数あります。
まずデスクトップとの大きな違いは、その性能差。
ノートという限られたサイズの中にパーツを詰め込むため、問題となるのは熱暴走です。
そのため発熱量が高いCPUは搭載されにくく、発熱量が低いモバイル向けのCPUが搭載される傾向。
例えばCore i7-6500UやCore i7-6700HQなど、そもそもクアッドコアですらなかったり、
ベース動作周波数・最大動作周波数が、デスクトップに比べ大きく劣っていることが多いのです。
また一般的なノートPCよりも生産数が少ないため、コストパフォーマンスが悪くなりがち。
「同価格帯のデスクトップよりも高性能」という事例は、ほぼ皆無と言っても良いでしょう。
さらに忘れてはならない点は、故障への対応力。
故障した箇所がメモリやストレージであれば交換できますが、基盤や液晶の場合はメーカー頼りです。
ゲーミングノートにも優れた点はあるものの、これらのデメリットを認識しておくことが肝要です。