24時間連続稼動を視野に入れて設計された、Seagate VideoシリーズのST3000VM002。
今回の記事では低消費電力・低温度動作・低平均故障率を実現する、この3TB HDDをレビューします。
目次
ST3000VM002の特長
- 24時間連続稼動対応
- DVRデバイスのニーズに応じ、常時稼働向けに設計されています。
- 静かなドライブ動作
- 映像の視聴を邪魔しないよう、動作音が抑えられています。
- 低消費電力
- 高い性能を維持したまま、省電力型家電のニーズに適合します。
商品説明
今回は外付HDDのSGD-NX030UBKを分解して取り出したため、パッケージはありません。
Western DigitalのHDDに慣れているからか、白と黒のシンプルなラベルに驚きました。
コネクタを下にした場合、SeagateのHDDはラベルが逆向きになります。
HDDの裏側に存在する基板です。
前回紹介したST4000DM005と比べ、見た目の違いはほぼなさそうです。
今回の3TB HDDであるST3000VM002の重量は、約620gでした。
ディスク情報
SATA 6G環境にて計測しました。
ベンチマーク
CrystalDiskMark
CrystalDiskMark Ver.Shizuku
ATTO Disk Benchmark
まとめ
自身が初めて使用することとなった、Seagate Videoシリーズの3TB HDDです。
他のシリーズとの違いは常時稼働向けに設計されていることで、信頼性が向上しています。
それは低平均故障率 (AFR) にも現れており、それを裏付ける3年保証も付属。
もちろん消費電力や動作音にも配慮され、ストレスを感じることはまずないでしょう。
また1.33TBプラッタのST4000DM005には及ばないものの、高い転送速度を発揮。
転送速度と信頼性を天秤に掛け、どちらかといえば後者を重視する場合に適したHDDだと言えます。
- 通常用途として充分な読み書き速度
- 0.55%という低平均故障率(AFR:Annualised Failure Rate)
- 比較的安心できる3年間保証
- 3TBのHDDとしては割高
- アクセス時に多少音がする