2018年春頃から大きく値下がり始めた6TB HDDに分類される、Western DigitalのWD60EZRZ-RT。
今回の記事では優れたコストパフォーマンスで4TB HDDを凌ぐ、この大容量HDDをレビューします。
目次
WD Blueシリーズ 紹介動画
WD60EZRZ-RTの特長
- 優れたコスパ
- 大きな値下がりにより、容量あたりの単価で4TB HDDを抜いています。
- 静音設計
- 5400rpmという回転数も影響し、動作音がほとんど聞こえません。
- 2年保証
- 万が一の故障に役立つ製品保証が、2年間付属しています。
WD60EZRZ-RTの仕様
型番 | WD60EZRZ-RT |
---|---|
シリーズ名 | WD Blue |
容量(実容量) | 6000GB(5589GB) |
プラッタ容量 | 1TB |
プラッタ枚数 | 6枚 |
インターフェース | SATA 6Gb/s |
最大転送速度 | 175MB/s |
回転数 | 5400rpm |
キャッシュ | 64MB |
保証期間 | 2年 |
商品説明
全容量でこのデザインですから、容量はパッケージ上部で確認します。
パッケージ裏面には、WD Blueシリーズの特長が記載されています。
エアクッションを外すと、静電気防止袋に入れられたHDD本体が見えてきます。
WD Blueシリーズはその名のとおり、製品シールに青いラインが存在します。
ディスク情報
モデルナンバー:WD60EZRZ-00GZ5B1
ファームウェア:80.00A80
IntelliParkの有無
IntelliParkはデフォルトで有効です。
ベンチマーク
CrystalDiskMark
CrystalDiskMark Ver.Shizuku
ATTO Disk Benchmark
HD Tune
まとめ
これまで手を出しにくかった6TBという大容量を、手軽に実現してくれるWD Blueシリーズのモデルです。
自身が好むWestern Digitalの製品だけあって、故障時に役立つRMAが2年間付属しています。
また発売時期が「2015年9月頃」と古いながらも、通常使用であれば問題ない性能を発揮。
それでありながら静音性は充分で、導入するHDDを1つで済ませたいという方には最適です。
しかし注意すべきは「工場出荷状態でIntelliParkが有効になっている」こと。
この技術の影響でHDDの寿命が縮まると考える方は、実使用の前にオフにしておくと良いでしょう。
加えて採用されているプラッタが1TBで、6TBを実現するために6枚のプラッタが搭載されていること。
プラッタ枚数と故障率に明確な関連性はないとの意見もありますが、部品点数が増えることは事実です。
- 4TB HDDを凌ぐコストパフォーマンス
- 通常使用であれば問題とならない速度
- 2年間保証が付属している
- 昨今の製品に比べて転送速度で劣る
- IntelliParkが標準で有効
- プラッタの枚数が多い
大変ありがたいレビューでした。
インテリパークの有無を知りたかったからです。